副業で退職代行の仕事をしている私ですが…
私は今、マレーシアにて本業でITの仕事をする傍ら、副業で退職代行サービスの仕事をしています。
この副業を始めてかれこれ5年が経ちますが、正直なところ、この仕事を始める前まで「退職代行サービス」という存在そのものを知りませんでした💦
「そんなサービスがあるんだ」と驚いたのを、今でも覚えています。
もし自分が日本での会社員時代にこのサービスを知っていたら、果たして使っていただろうか?
今回は、自分の経験をふまえて、その問いに真剣に向き合ってみたいと思います。
結論:私は使っていなかったと思います
退職代行の存在を知っていたとしても、私はたぶん使っていなかったと思います。
なぜなら、「もうダメかもしれない」と思うほど辛い時期があっても、それをなんとか乗り越えたからこそ、今の自分のキャリアにつながっているからです。
辛くても辞めずに踏ん張った初めてのIT業界
日本でIT企業に転職した当初は、本当に毎日が大変でした。
知識も経験も足りず、そんな中で前任者からの引き継ぎはどんどん進んでいく。
なかなかクライアントからの信頼を得られずに落ち込む。
「辞めたいな…」と思ったことは、一度や二度ではありません。
でも、辞めませんでした。
何度も葛藤しながらも、必死にしがみついて続けました。
続けたからこそ、次のチャンスがつかめた
数ヶ月経つうちに、ITの知識やスキルが少しずつ身につき、仕事がこなせるようになりました。
そして、2年後にはいつかやってみたいと思っていたJICAの海外協力隊に、PCインストラクターの職種で応募し合格。
PCインストラクターは倍率が高くなく、ITの仕事経験がある人にはチャンスのある職種なのです。
(スキル、経験不要な職種(例えばコミュニティー開発など)は倍率が高く狭き門)
アフリカでの活動を通じて英語でのコミュニケーションにも慣れ、海外での生活経験も積めました。
そして、今のマレーシアでのIT企業での就業へとつながっていったのです。
もし退職代行を知っていたら使っていた?
正直あのとき退職代行の存在を知っていたら、誘惑に負けて「使ってしまったかも」とも思う(笑)。
でも、転職先は入社直後から有給が使えたりと、福利厚生が割と充実していたこともあり、なんとか踏ん張ることができました。
だからこそ、逆に「退職代行の存在を知らなくてよかった」と思っています。
もちろん、使うべき場面もある
もちろん、すべての人に「辞めずに踏ん張るべき」とは言いません。
心や体を壊してしまいそうなとき、ブラック企業で働いているとき、家族にも相談できないようなとき──退職代行は救いになるサービスです。
実際、退職代行の仕事をしていると「この人は今すぐ辞められなければ危ない」と感じる場面も少なくありません。
だからこそ、「自分はたまたま使わなかった」が「誰ったほうがよい人もいる」とあらためて思います。
まとめ:自分にとって必要かを見極めよう
もしあのとき退職代行を知っていたら──
正直、使っていたかもしれません。
でも、使わずに続けたからこそ、得られた経験が今の私を作っています。
退職代行サービスの存在は知っておいて損はないです。
でも、「実際に使って辞めるかどうか」はそのときの状況や、自分自身としっかり向き合って決めることが大事だと思います。