EPFのオフィスに登録しに行ってきた!スムーズに40分で完了した体験記
こんにちは!
ついにこの時が来ました。マレーシアで働く外国人の皆さんにとって、今年の大きなトピックの一つといえば、EPF(Employee Provident Fund:年金)への拠出義務化ですよね。
先月、こちらの記事(マレーシアの年金に外国人労働者の拠出義務化:気になる運用実績は?)でもお伝えした通り、2025年10月より、マレーシアで働く外国人労働者もEPFへの加入と拠出が必須となります。
てっきりHR(人事)がシステムで登録してくれるものだと思っていたのですが、やはりここはマレーシア、そんなに甘くありませんでした(笑)。
先週、HRの担当者から「各自登録はオフィスに行って済ませてきてね~、終わったらEPF番号教えて」との連絡が!しかも、期限は1週間以内(汗)。
もちろん、登録のためだけに貴重な有給を取るのはもったいない…。
ということで、仕事の合間の時間で、さっそくEPFオフィスへと向かうことになりました。
今回は、私が実際に訪れた「EPF | KWSP : Seri Petaling Branch」での登録体験を、これから手続きを行う方の参考となるようにご紹介したいと思います!
気になるEPFオフィスの混雑具合は?
今回私が訪れたのは、クアラルンプール近郊(南)にある「EPF | KWSP : Seri Petaling Branch」です。
EPF | KWSP : Seri Petaling Branch(地図)
金曜日の午前中、11時過ぎに到着しましたが、まずまずの混み具合でした。
しかし、結論から言うと、思っていた以上にスムーズに手続きが進み、到着から完了までにかかった時間は約40分! 思っていたほどスムーズで驚きました。
なお、もしマイカーでSeri Petaling Branchに行かれる方がいたら、支店すぐ近くの路上駐車は困難を極めます。ストレスなく停めたいなら、すぐ近くのこちらの「Parking Complex」の利用がおすすめです。
外国人EPF登録:当日オフィスの流れ(失敗談も)
それでは、当日の具体的な登録の流れをステップごとにご紹介します。
1. 自動登録機での試み(失敗)
まず、オフィスに入り、係の女性のアシストで自動登録機で試してみました。
- パスポートを読み取らせる:成功
- 顔写真認証(?):失敗
パスポートの読み取りは問題なかったのですが、写真認証のようなステップが2回やってもクリアできず(泣)、機械での自動登録は断念せざるを得ませんでした。

おそらくは、写真認証が通れば登録情報を機械にタッチしながら入力して完了となるのでは?と思います。
失敗したときのために、続いて案内する登録フォームは事前に記入を済ませて持参することをお勧めします!
2. 登録フォーム(KWSP3)の記入と待機
機械での登録を諦め、窓口での手続きに切り替えます。
- 登録フォーム(KWSP3)に必要事項を記入します。
- 記入後、整理券を発券して自分の番号が呼ばれるのを待ちます。
マレー語以外に英語も表記されているので、だいたい何を記入すればよいかはわかると思います。
少し迷った、以下の「Permanent address」の項目は、日本の住所でもマレーシアでもどっちでもよい(Up to you)と言われました。

自分は日本の住所を書いたのですが、係の人が入力するのが大変そうだったので、マレーシアの住所を書いてあげるとスムーズに進むでしょう(笑)
この待機時間は、思ったほど長くなく私は10分ほどで呼ばれました。
3. カウンターでの登録手続き
いよいよカウンターでの手続きです。
- 記入済みのフォーム、パスポートとVISAのコピーを提出します。
- 手続きはわりと電子化されていました。
ここにもパスポート読み取り機や指紋の登録マシンがあり、人差し指の指紋データをシステムに登録します。

- これで完結かと思いきや、最後に担当官が「ちょっと失礼」と、親指にインクをつけて紙に拇印を捺印!(笑)
電子化が進む中でも、重要な書類にはしっかりアナログな証拠を残す、マレーシアらしい一面が見られて少し和みました。
4. 登録完了の書類受領
手続きが完了すると、EPFのメンバーNoなどが記載された登録情報用紙をもらえます。
これが無事に登録が完了した証拠となります。
5. 端末での初回ログインとID/PW設定
登録完了の紙を受け取ったら、次にオフィスの隅にある端末に向かいます。
- もらった登録情報を使って、EPFのオンラインサービス「i-Akaun」に初回ログインを行います。
- このとき、任意のIDとパスワードを設定する必要があります。
今後アプリでもログインで使う重要な情報なので、必ずメモを忘れないようにしましょう!
6. アプリでの確認と完了!
初回ログインとID/PWの設定が済めば、晴れて手続きは完了です!
- スマートフォンに公式アプリ「KWSP i-Akaun」をダウンロードします。
- 先ほど設定したIDとパスワードを入力してログインすると、自分の登録情報や拠出状況などをいつでも確認できます。
(自分は任意設定したはずのパスワードでログインできず、早速リセットしました💦)
スタッフの対応は丁寧でスムーズ
今回のEPFオフィス訪問で特に印象的だったのは、スタッフの対応が丁寧だったことです。
やはり大切な「お金」を預かっている機関だからでしょうか(笑)。
以前、Hasil(税務署のような所)に行った時の次に丁寧だと感じました。
例えば、本当はパスポートとVISAのコピーは自分で用意する必要があったのですが、係の人が何も言わずにコピーを取ってくれたりもしました。
待ち時間が多く、手続きに手こずることが多いJPJ(陸運局)とは大違いです。
ランチはすぐ向かいの蘭州拉麵で
無事にEPF登録というミッションを終え、ちょうどお昼時。
Seri Petaling Branchのすぐ向かいにある拉麵屋さんでランチを楽しみました🍜
乐哈哈兰州拉面大城堡店Lehaha Lanzhou Noodles(地図)

こちらの拉麵屋さんの牛肉麺、なかなか美味しかったので、もしSri Petalingに行く機会があればぜひ立ち寄ってみてください♪
まとめ
外国人のEPF登録は、人事からの一方的な指示に焦るかもしれませんが、一度オフィスに行ってしまえば40分程度で済む、比較的スムーズな手続きでした。
これからEPF登録が必要な方は、事前にパスポート・VISA・申込フォーム・ID/PWをメモするためのペンを忘れずに、近くの支店を訪れてみてください。
皆さんの手続きがスムーズに完了することを願っています!

